胃腸病・下痢・便秘/症例・お喜びの声

機能性ディスペプシア?「食後嘔吐」の漢方症例

吐き気が落ち着き、気分も明るく戻りました!

大宮さいたま市の漢方相談専門!いわい薬局です!

今日は当店のお客さまの症例をご紹介します。

10代 女性 大学生 「食後嘔吐」

数か月前から食後の嘔吐に悩んでいる。主には朝・昼が多く、夜は少ない。お腹に空気が溜まる感覚もあり、嘔吐してしまうとスッキリすることが多い。

病院では胃カメラや血液検査を実施するも異常なし。胃酸を抑えるお薬や吐き気止めを処方されるも改善は見られなかった。

もともと食は少ない方で油ものに弱い。最近は体重も低下しているのが気になる。

また、同じころから…寝つきの悪さ、日中の眠気、頭がスッキリしない症状もあったもよう。気分の憂鬱感や不安も感じる。

丁寧な聞き取りの結果、※機能性ディスペプシアの症状も疑いながら、お体に合わせたお薬をご提案させていただきました。

2週間後…少し食後が楽になった気もするが吐き気は続いている。生活習慣を改善した。

1か月後…食後の吐き気は軽減傾向。ただし、朝食時に嘔吐してしまうことがまだ度々ある。(お薬を変更)

2か月後…前回のお薬変更から大幅に改善。表情が明るくなり機嫌も良い。眠りも良くなり頭のスッキリ感が出てきた!

3か月後…食欲が出ている分、食べすぎてしまうことが多い。体重はまだ変わらない。

4か月後…初めに感じていた吐き気はほぼなくなった。食べる量も増えつつある。
体調が良くなるにつれ、お薬を飲み忘れてしまうことが増えてきた。

ご本人の希望もあり、現在のお薬を飲み切ったところでお薬は一端中止。今後は食事内容に気をつけながら、体重を少しずつ増やすことを目標にされました。

今回のご不調が機能性ディスペプシア?であったかは定かではありませんが、約4か月の服薬で無事にお薬を卒業することができました。初回にご来店されたときに比べ、ご本人様の顔色がよく、声にも張りが出ているように感じました。本当に良かったです!

機能性ディスペプシア…胃部の痛みやもたれを慢性的に感じているにも関わらず、胃カメラや採血を行ってもその原因となる異常が特定できない病気。「機能性胃腸症」とも称される。食後の胃もたれ感、早期膨満感、心窩部の痛みや胸やけなどが主症状。胃の運動機能障害、内臓の知覚過敏、心理的ストレスなどが原因と考えられている。